今日、息子が通信教育の教材の問題を解いているのを側でアドバイスしていたのですが、今日の国語の課題で「辞書引き」がありました。
問題文で疑問に思った語句を引くミッションがあったのですが、息子はあまり乗り気ではありませんでした。
解答欄は4つくらいあったのですが
「とりあえず、一つだけでいいから引こう」
と言ってハードルを下げました。
渋々、辞書を引いた後、急に思い出して
「辞書をね、読書みたいに、「引く」んじゃなくて「読む」人もいるみたいだよ」
そう何気なく私が言ったら、思いの外、息子は興味を持ちました。
さすがに読んではいなかったのですが、パラパラとめくっていた時に、面白いページを見つけたようでした。
それは「好き」という言葉の《ことばにチャレンジ》というコラムのようなコーナーだったようです。
「お母さん、『好き』っていう言葉を他の言葉で表すとしたらどんなのがあると思う?」
急に質問してきました。
「え? 『好き』を他の言葉で?」
「そう」
咄嗟に言われるとわからないものです。
「『愛してる』とか?」
「うん。そういうやつ。ちなみにそれ、入門編」
「え? まだある?」
「うん。たくさんあるよ」
「難しい言葉? ユウも知ってる言葉?」
「知らない言葉もあるけど、知ってるのもある」
「へー」
結局、「愛している」以外が全く浮かばず降参し、辞書を見せてもらってびっくり! 確かにそうだ! と思いました。
ああ、私の言葉のボキャブラリーが貧困だなって反省しました。
難しい言葉を使わなくても、もっといろいろな言葉で気持ちを表現することができるはずなのに、咄嗟に出てこないということは、自分のものになっていないんだと感じました。
「すごい! ありがとう! 勉強になったよ!」
私がそう言うと、息子は、嬉しそうに笑っていました。
辞書の写真を下に貼りました。
もしよかったら、皆さんも、「好き」を別の言葉で言い換えた時何があるか想像してみてください!
同じ「好き」でも、表現の仕方によってその温度や立場、関係性が違うことがわかって面白いと思います!
難しい言葉を使わなくても、もっと豊かに、気持ちを伝えたり、表現したりすることは、できるんだなと再発見させてもらいました!