涙と笑顔のあいだ

HSC(ひといちばい敏感な子)中1ひとりっ子男子の子育てを通し成長させてもらいながら、日常のモヤモヤの純度を上げるべく綴る40代主婦のブログ

息子小3にしても、親としてなかなか慣れないこと!

息子は小3だけど、親としてまだ慣れないことがある。

それは、息子の友達を家に呼ぶこと。

 

頻繁ではないけれど、時々、息子の友達を家に呼ぶようになって、少しずつは慣れてきたけれど、未だに、子供達が家で遊んでいるときの、「その家の保護者」としての所作の正解がよくわからない。

 

息子に他のママはどうしているのか聞いてみたら

「ママはいたけれど、仕事していたみたい」

とか

「一緒に遊んでくれた」

とか様々だった。

 

必ずしも、全員の子の家が、お友達を招くことがOKな家でもなく、人の家ばかり訪ね歩いている子もいるらしいし、その子は、誰の家に行ったのかも親には言っていないように思える。

 

だから、「その家の保護者」の所作の正解はないんだということには、薄々気づいてきた。

 

それでも、私なりのスタンスとして、子供達が来る前に、掃除機をかけておきたいのと、トイレ掃除をしておきたいという思いがある。

それに、一緒の遊びに参加しないまでも、とりあえず、何かあった時には対応できるように、「どうしても今日書かないといけない記事」などに集中したいときは、ご遠慮願いたいと思う。

 

そんなわけで、昨日は、

「うちで遊んでいい?」

と息子に聞かれたけれど、断った。

 

一度は引き下がったものの、他の子の家もダメだったらしく、その後も、何度も

「どうしてもダメ?」

と聞かれた。

「申し訳ないけど、今日は、どうしてもダメ」

仕事で疲れていたし、集中してやりたいこともあった。

掃除機もかけていなければ、トイレも掃除していなかったので、断り続けた。

「宿題やるだけでも?」

「玄関に入るだけは?」

そう聞かれて、私は、イライラしてきた。

多分、OKしない自分を責められた気がしたからだと思う。

「玄関に入ったら、なし崩し的に、OKすることになっちゃうからダメだよ!」

とうとう声を荒げてしまった。

すると、

「なし崩し的って何だよ!」

と息子もイライラしながら、聞いていた。

「とにかく、今日はダメなんだよ。いいときはいいっていうからさ。今日は、本当に勘弁してください」

泣きそうになりながら、私が言うと、息子は、しょんぼりしながら、玄関を出て行った。

 

しばらくして、私の気持ちが落ち着いたら、色々な思いが溢れてきた。

本当に玄関だけでもいいなら、家にあげてあげれば良かったのかな?

畳一畳分くらいの玄関の廊下に子供が4人ひしめきあっているのに、自分だけ、リビングで、パソコンを広げて作業しているのが嫌だったのは、私の方だったのかもしれない。

ぎゅうぎゅうにひしめき合わせることよりも、絶対に家にあげないことの方が、冷たかったのかな……。

 

そうやって色々考えてしまって、自己嫌悪に陥った後に、

「でも、そのときは、そうするしか思い浮かばなかったし、いいんだよ!」

ようやく自分に許可をおろして、気持ちが落ち着いた。

 

昔のことを思い出してみると、自分が子供の時にお邪魔した家の全てが、いつも片付いていたわけじゃない。

子供心に、あんまり片付いていないなとか、狭いなとか色々思ったけれど、それでも、家に自分のことを受け入れてくれたことは、とても嬉しかった気がする。

 

できることなら、万全の体制と思いで、息子の友達を受け入れたいけれど、時には、

「おばちゃん、やることあるから、何にもできないけど、良かったら、どうぞ」

ってなもので、自分は、自分のことをやりながら、悠々と、家の中で、子供を遊ばせてあげるのもいいのかもしれないと思えてきた。

 

今日こそ、本当に「今日中に書いておきたい記事」があって、万全ではないけれど、もしも、

「うちで遊んでいい?」

って聞かれたら、

「いいよ」

って言えるように、掃除機だけはかけておいた。

 

しかしながら、そんな日に限って、息子は、普通に帰ってきた。

 

ちょっと拍子抜けだけれど、それならそれで、やりたいことに専念しよう!

 

だけど、やっぱり、ちょっと笑えた。