今日は、旦那の実家のお墓参りに行きます。
いつもは、旦那の実家へ行き、お義母さんとお義兄さんと一緒に、お義兄さんの運転する自動車でお墓に行くのですが、今日は、お義母さんとお義兄さんが、親戚の法事のため遠方に行くので、私たち家族3人で、こちらのお墓参りに行くことになったのです。
ちなみに、親戚とはお義母さんの方の実家の関係です。
結婚すると、血の繋がらない人たちとの密な関係が始まるんだよなと、改めて感じました。
今回のスケジュール調整の中の登場人物で、私と血が繋がってるのは、息子だけですから。
私と旦那と息子だけで、お墓参りに行くのは、実は2回目です。
1回目は、確か、今から、6年くらい前に旦那がうつ状態で、休職していた時のことでした。
「ひとりでお墓参りに行く」
そう言われて、不安になり、迷惑でなければ、一緒に行くよと付いて行った気がします。
季節は初夏でした。
普段は袈裟を纏っている住職が、Tシャツを着て、竹林の中で、筍を取っていて、挨拶すると
「よかったら、持って行きなさい」
と、筍を2本くれたことを覚えています。
有難いものの、料理が苦手な私は、取り扱いに困りました。
途方にくれて、私の実家の母に泥がついたまま渡し、それが、筍ご飯や煮物に姿を変えて、我が家に戻ってきたのでした。
その一連の流れを、旦那がくすくす笑っていたのを見て、ホッとしたのだと思い出しました。
あの時、3人で参ったお墓には重苦しい空気が流れていたけれど、今日は穏やかに参れることに感謝しています。
そうは言っても、旦那は今の会社でも、やはり大変なことがたくさんあるみたいだし、私は私で、いろいろあります。
あの頃、表立った悩みなんてなさそうだった3歳の息子も、今は、小学3年生になって、彼なりに考えていることがありそうですし。
全く悩みがなくて、全てが順調!
そんな時期は、もしかすると、人生の中で、ほんの少しの時間なのかもしれません。
だから、くすっと笑ったり、空が綺麗だなと思ったり、もう秋だなと感じたりする瞬間を生活の中に持てていたら、それでいいのかもしれないとも思いました。
お墓を掃除して、お供え物をしたら、感謝の気持ちを込めて、手を合わせて来ようと思います。