今週の月曜日
一般社団法人日本支援助言士協会主催の
【基調講演・トークライブ】コミュニティの原点 ・しあわせな家族のつくりかた
というセミナーに行って来ました。
基調講演者は、当協会理事長の鶴田 恵美子 先生。
アドラー心理学のSMILEというものを開発した方です。
その時の感想については、こちらに書きました!
そのセミナーに行ってきてから、3日経つのですが、その時からモヤモヤしたものが心の中にあったので、今日はそのことについて書きます。
私は、そのセミナーで
「私は専業主婦で、アドラー心理学については、まだ勉強不足なんです」
と断って、こんなことを話しながら、質問しました。
私の母も専業主婦で、子どもが小さい時は家に居てあげるべきだという考えで、本当は働きたいのに、そういった圧を感じて、罪悪感を持ち、外に出にくい。
今日こうして、子どもの面倒を見ずに学びに来ること自体、後ろめたい。
小3の息子は繊細で、未だにべったり。
聞きかじった『課題の分離』の考えを取り入れて、多少、精神的に楽にはなった。
そして、こう質問した。
アドラー心理学を学んだら、子も親も自立が早まりますか?
先生の答えは、イエスで、ぜひ、スマイルを受講して学んでみてください! 罪悪感もだんだん薄れるでしょう! ということでした。
私は、この時、ああ、ぜひ、アドラー心理学を学んで、私も息子も精神的に自立し、罪悪感も薄れるなら素晴らしいな! と思いました。
ところが、家に帰ってきてから、なんだかモヤモヤとし始めたのです。
そして、気づいてしまったのです。
本当は……本当は、私は、働きたくないんじゃないか? ということに。
その為には、息子にはいつまでも、私を必要としてほしいと思っているのかもしれないという、恐ろしいことに、私は気がついてしまったのです。
過保護は、子どもの無力にし、子ども自身に無価値観を生み出してしまうと聞きます。
私は、息子が小さい頃から、息子のネガティブな心に寄り添いがちでした。
そして、数年前に、それではいけないと思って、息子の「頑張りたい気持ち」を励ますように、私なりに、厳しくなったつもりでした。
でも、多分、まだ、甘い。
どうしても嫌だと言われると、無理強いはできません。
結果的に、息子はその状況に甘え、成長は遅くなります……。
でも、それでいいんだと思っていました。
息子が、必要としてくれている間、私はできるだけ、側でサポートすればいいやと思っていたのです。
そして、多分、本音としては、そうしたいのです。
息子の生きる力の応援。
必要な温かさと、厳しさ。
そのバランスがうまくいっていない気がしました。
息子は、不安が先に立つので、その気持ちを受け止めつつ、「大丈夫だよ、きっとできるよ」と励ましてきましたが、もしかすると、それだけではなく、信じて突き放す必要性もあるのかもしれません。
今、私は、迷っています。
HSC(ひといちばい敏感な子)という息子の気質を正しく理解することと、勇気づけをすること、これは、同じベクトルなのだろうか? それとも、相反することなのだろうか?
私と息子に合った育て方というのは、いったいどういったものなのだろうか?
私は、この先、どう生き、どう在りたいのか?
どのような形で社会と接点を持ち、働きたいのだろうか?
いろいろな疑問、特に、自分に対する疑問が生まれました。
自分に問いかけること、そして、正しい知識を得ること、両方必要なようです。
まだ、答えは出ませんが、試行錯誤しながら、成長していけたらいいなと思います!