涙と笑顔のあいだ

HSC(ひといちばい敏感な子)中1ひとりっ子男子の子育てを通し成長させてもらいながら、日常のモヤモヤの純度を上げるべく綴る40代主婦のブログ

息子が咳き込んで吐いた時

昨晩、息子が咳き込んで吐いた。

 

もっと小さい頃は、よく鼻水が喉に回り込んで吐いていたけれど、咳が原因の嘔吐は久しぶりだった。

 

よっぽど辛かったんだろう……。

 

油断していた。

 

備えていなかった分、ショックだった。

しかし、幸いなことに、旦那が居てくれたので、私が息子を介抱している間に、洗面器やタオルを持ってきてくれた。

 

初めてのことじゃないのに、家族が嘔吐しているところに立ち会うと、私はいつもパニックになりかける。

 

本人の気持ち、体調を心配する気持ちもあるけれど、被害を最低限に抑えたいという自分の気持ちが大きい。


毎度、自分の懐の狭さを痛感する。

 

ある時ママ友に、自分の子の嘔吐物を汚いと思わないと言われた時、びっくりした。

 

私は、汚いと思っているから、そのことにショックを受けた。

 

もちろん、結果的に、被害を受けて汚れてしまったとしても、他人のそれにまみれるよりは何十倍ものマシだけれど、それでもショックは大きい。

 

母というイメージに押しつぶされそうになりながら、眠りについた。

 

だけど、本能的に気にしているのか、息子が、夜中に咳をしていないことは感じていた。

 

息子が熟睡できたと思い、ホッとしたけれど、その分、私の眠りは浅かった。

 

息子が吐いた時、私よりも旦那の方が何倍も優しい言葉をかけていて、息子にとっての優しいお父さんでよかったと思うと同時に、大して優しい言葉も掛けずに、よごれたタオルをどうするのか考えている自分が少し恥ずかしかった。


だけど、多分、旦那の方が眠りは深いし、汚れたタオルも洗ったことがないんだから、おあいこだとも思った。

 

母というのは、いつもいつも、優しくて懐の広い人ではなく、ひとりの人間なんだなと、自分が母になってから思う。

 

私の母もきっといろいろな思いで、私を育ててくれたのだろう。

感謝。


そして、息子の咳が少しずつ治まってきていることに安堵した。