涙と笑顔のあいだ

HSC(ひといちばい敏感な子)中1ひとりっ子男子の子育てを通し成長させてもらいながら、日常のモヤモヤの純度を上げるべく綴る40代主婦のブログ

息子が赤ちゃんの時のビデオを見ていたら……

昨晩、息子が

「赤ちゃんの時のビデオが見たい」

と言うので

生まれた直後から6か月くらいまでの

映像が入っているDVDを

一緒に見ました。

 

何度も見ているはずだけれど

DVDを見ている息子の年齢が違うと

注目する場面や見方に変化があって

成長を感じます。

 

例えば

生まれたばかりの自分のことを見て

前回は何も言わなかったけれど

昨日は

進撃の巨人みたいで気持ちが悪い」

と言って

顔をしかめていました。

 

私が

「そんなことないよ。かわいいよ。

生まれたばかりの赤ちゃんはみんなこんな感じだよ」

と言ったら

「うん」

と力無さげに頷きました。

 

その後

生まれて数時間経った自分を見て

「これはかわいい」

と笑顔になりました。

 

「赤ちゃんは生まれた直後と数時間後では

全く違う顔をしているよね。

不思議だよね」

と言い合いました。

 

それからどうしても

泣いている映像が多くなりました。

すると

「見ていると辛いから早送りして!」

と息子が言いました。

 

自分が泣いている顔を見るのを

最近すごく嫌います。

 

そして生後6か月の頃の映像で

腕の力を使って体を持ち上げるシーンが登場しました。

 

映像の中の私が

「腕立て伏せみたいなの。もう一回やってよ」

と言ったとき

偶然に6か月の息子がそれをやったシーンが映し出されたので

私が冗談で

「言うこと聞いてくれたね!」

と現在の息子に言ったら

息子は神妙な顔をして泣き出しました。

 

急なことに驚いて

「どうしたの?」

と聞いたら

「お母さんの言うこと聞かなくてごめんなさい」

と言い泣き続けました。

どうやら、その前に

「早く勉強をしてしまおうよ!」

と私が何度も言ったのに遊び続けてやらず

「お腹が空いた」

と言って、先に晩御飯にしたことを

気にしていたようでした。

 

それまで全くそんな素振りもなく

想像だにしていなかった展開に

私は動揺しました。

なんて言っていいか迷いながらも

「大丈夫だよ。ユウトくらいの年の子は

全部はお母さんの言うこと聞かないよ。

ユウトは普通だよ。

まあ、もう少し聞いてくれたら嬉しいけど

大丈夫だよ。大好きだよ。」

そう言って抱きしめたらホッとしたようでした。

 

その後、また、何度か

「勉強しないと寝る時間が遅くなるよ!」

と言ってもなかなかやらなかったので

さっき、大丈夫! と言い切ってしまったことを

少し後悔したけれど

どうにか、宿題をやり終えたので

良しとします。

 

同じものを見ていても

親子でも考えることは違うんだなって

思いました。

そして

親の何気ない発言を重く取られることもあるんだな

と改めて感じました!