涙と笑顔のあいだ

HSC(ひといちばい敏感な子)中1ひとりっ子男子の子育てを通し成長させてもらいながら、日常のモヤモヤの純度を上げるべく綴る40代主婦のブログ

息子に「外では泣かないで」と言ったこと。

小学一年生の息子は、

感受性が強いので、

よく泣きます。


正確に言うと、

よく泣いてました。


赤ちゃんの時から、

幼稚園になった後も、

母である私と離れるとき、

幼稚園で、その日に何をするかわからないとき、

避難訓練がある日に、

訓練中に鳴る太鼓の音が嫌いで、

まだ鳴ってない朝から、

ずっと泣いていた日もありました。


よく泣くと、

周りのママ友の視線が気になります。


「また泣いてるの?」

「大変だね。」

言葉はさまざまですが、

優しい言葉でさえ、

心に突き刺さりました。


幼稚園のお友だちは、

バスの子はバス停で、

保護者が送迎の子も

ほとんどの子は門や園庭で

ママやパパにいってきますできるのに、

息子は、

幼稚園生活3年間のほとんど、

教室の前まで送りました。


細かく言うと、

ここでも、

スモールステップで、

教室の前まで、

階段を登ったところまで、

踊り場まで、

階段の下まで、

下駄箱入ったところまで、

下駄箱出たところまでって感じで、

卒園前に半年かけて、

どうにか

そこまではできましたが・・・


それでも、いってきますのとき、

泣かないときの方が少なく、

運動遊びの種目が何かわからないからとか

なんだかんだと

理由をつけて

泣くので、


年長の時には、

同じクラスの子に

「また泣いてるのかよ、かっこ悪い」

と言われたりして、

本人より私の方が傷ついたりしていました。


幼稚園は、個性を大切にしてくれる幼稚園で

相談したところ、

「泣くことそのものが悪いわけではなくて、

どうして泣いてるのかが大事。

泣いてても解決しないことは、

やってみようって声かけして、

できたねって自信つけていくことです。

焦らず待ってあげてください。」

って言ってくれました。


でも一方で、

「男は泣かないんだよ。」

っていう先生も、中にはいて、

どっちの方針でいくのか、どまどいました。


そんな中、

家庭でも、

遊びに来ていたおばあちゃんが帰る時、

送りに行ったバス停で、

バスを見送ると

号泣したことがありました。


いろいろ本を読んだりして、

泣くことって悪くないんだって

理屈ではわかっていても

目の前でたくさん泣かれると、

いたたまれない。

何故だか、責められてるような感じがするし、

無力感が半端なくて、

その時、とうとう、

言ってしまったのです。


「お母さんね、○○が外で泣くとね、

すごくつらくて悲しくなるの。

家でいくら泣いてもいいから、

外では我慢してほしい。」


今、このブログを書いていても、

本当にこれを言ってよかったのか

答えが出てません。


これ以降、確かに、

息子が外で泣く頻度は減りました。


でも、「泣きたくないけど、

涙がでてきちゃうんだよ、ごめんね。」

って言いながら、泣くことはあります。


多分、私が悲しいつらいって言ったから

ショックだったと思います。


まだ、学校でも、

時々泣くみたいで、先生やお友だちから、

息子が今日、泣いてたよって聞くけど、

本人に聞くと、

「その話はしないで。」

とか

「それは言えない。」

って隠すようになりました。


息子が、感情をコントロールできる

きっかけになればいいんですが・・・


泣くのは少なくなったけど、

心のもやもやは残ってます。