涙と笑顔のあいだ

ひといちばい敏感な小学生ひとりっ子男子の子育てを通し、母として成長させてもらいながら「ライター・小説家」になる夢も諦めない40代主婦のブログ

映画『コーヒーが冷めないうちに』を観て

久しぶりに、映画館で映画を観た。

いつぶりだろう?

 

調べてみたら、映画館で観たのは一年半前くらいのようだ。

わ! そんな前か!

 

NetflixやDVDで映画やドラマを見ることはあったけれど、映画館で2時間拘束されるのは久しぶりだった。

 

その映画とは『コーヒーが冷めないうちに

 

 私がその原作本と出合ったのは、私がまだ、天狼院書店のパートスタッフではなく、客としてゼミを受講している時だった。

当時のスタッフの方に勧められて、購入した。

 

天狼院書店の店主が、まだ本になる前に、原作を読ませてもらい、1,000冊買い切ることを決め、タイトル秘密の“5代目天狼院秘本”にしたものだと聞いた。

 

4度泣くと言われていたけれど、確か、泣いたのは3度くらいだった気がする。

当時のゼミ仲間と、何回泣いたという話をしたのを、ぼんやりと覚えている。

 

その後、この本は、「本屋大賞」にノミネートされ、惜しくも、大賞こそ逃したけれど、そのあと、映画化されると聞いて、大変驚いた。

 

驚いたというのは、作品のレベル云々ということではなく、あまりにも、勝手にではあるものの、身近に感じていた作品が、どんどんと、じわじわと、多くの人の心に響き、広まっていったことに、感動と驚きが隠せなかったという感じだ。

 

しかし、いざ、映画が公開されると、「原作とは違うらしい……」と、先に観た人から聞いて、実は、観ようかどうか迷ったのだ。

 

でも、身勝手にも、身近に感じていたこの本の映画化を見届けないことは、後悔する気がして、思い切って、今日、観てみた。

 

わ! そんな風なレイアウトだったんだ!

 

原作を読んで勝手に脳内で組み立てたレイアウトとは違っていたけれど、舞台となった喫茶店の空気感は、想像と似ていた。

それだけで、気持ちは、どんどん映画に溶け込んでいった。

 

確かに、原作と違った部分はあったけれど、映画は、私が原作で感動した部分はしっかりと残してくれていた。

しかも、映像で見せてもらった分、楽に、泣かせてもらえた。

 

目が充血してしまうほど泣いて、映画館を出る頃には、大分、疲れていた。

疲れたといっても、運動をした後の心地よい疲れに似ていた。

 

デトックスもされ、今、自分が当たり前だと感じている日常が、とても愛おしく感じられた。

 

映画もいい。

原作もいい。

 

ああ。

自分が描いた世界が、その世界を好きだと思ってくれた人たちの手によって、さらに作り込まれ、こんなに大きなスクリーンに映し出されて、多くの人を感動できるってどんな気持ちだろう!

 

クリエイターを羨ましく思いつつ、もう一度、原作を読みたくなった!