涙と笑顔のあいだ

ひといちばい敏感な小学生ひとりっ子男子の子育てを通し、母として成長させてもらいながら「ライター・小説家」になる夢も諦めない40代主婦のブログ

台風情報に翻弄された日

今日は、本当は、出勤日だったのだけれど、会社の人に無理を言って、出勤を翌日に変更させてもらった。

 

それは、昨夜の段階で、私が仕事をしている間、息子を預かってくれる予定の両親が、台風のことを非常に気にしていたからだった。

 

確かに予報通り、台風が、私たちの住んでいる地域に直撃すれば、かなりの影響はある。

 

駅から実家への往復の20分が大変だろうということで、両親には厚意でいつも最寄りの駅まで迎えに来てもらっている。

さすがに、雨風がひどければ、高齢の両親に外出させるのは憚られるので、いつもよりも早めに家を出て、どうにかこうにか息子を実家に徒歩で送っていくか? あるいは、タクシーを利用するか? と頭の中では、画策していた。

 

でも、両親は、それでも心配だと言った。

私というよりも、息子のことが心配だったらしい。

「ちゃんと、天気予報をよく見ろ!」

いつも穏やかな父が、厳しめに言った声が、電話口から聞こえて来たのだ。

胸に突きささった。

 

ああ、そうだよな……。

保護者としてというよりも、社会人として、会社の人に迷惑をかけたくない気持ちが大きかったことに気がついた。

 

だけどな……。

でもなあ……。

 

頭の中で、それらの言葉が、ぐるぐる回っていた。

 

よし。

 

ようやく、気持ちが固まって、会社の人に出勤日をずらしてもらえるか相談した。

いや、相談というよりも、お願いした形だった。

 

ほどなくして、了承の言葉が返って来て、思わず、スマホに頭を下げた。

 

申し訳ない。

だけど、ありがたい。

今度の出勤日には、いつも以上に目一杯働こう!

そう思った。

 

昨晩は、なぜか、眠りが浅かった。

台風のせいだろうか?

何度も目が覚めた。

 

それでも、うとうとして、いつもの起床時間に起き上がると、外は、風もなく、雨も降っていなかった。

 

あちゃー!

 

本来、台風がその時間逸れて喜ぶべきなのに、私の心の中の天候は荒天で、風も雨もひどかった。

 

自分ひとりならば、「やっぱり行きます!」と言って出勤することもできたかもしれないけれど、今回は、両親の手を煩わさないといけないので、急にまた変更することは難しかった。

 

そして、私は、その時、不謹慎にも、台風が逸れたことにがっかりしていた。

 

もう一度、会社の人にお詫びの連絡をしたあと、仕方がないので、普段通りの家事をやり、家でできる仕事を少しだけして、本当は、会社から帰って来てから、行く予定だった耳鼻科に息子と行った。

 

予期しなかった、しかし、平凡な一日がもうすぐ終わろうとしている今、ようやく、台風が逸れてよかったと思うことができた。

 

会社の人たちに申し訳なかった気持ちは、もちろん、変わらずにあるけれど、あの通勤通学の時間に、もしも、台風が上陸し、雨風ともひどかったら、多くの人が大変な思いをしたんだ! それを避けることができたんだ! だから、よかったんだ! そう、ようやく思うことができたのだ。

 

会社の人たちには、「ごめんなさい」という気持ちが強いけれど、ここは、「休ませていただき、ありがとうございます!」という思いでいようと思う。

 

台風が逸れて、がっかりしてしまった自分は、多分、保身の気持ちが強かったのだ。

ああ、やはりエゴが強いなって自分にがっかりするけれど、精一杯の選択だったんだもの、ゆるそう。

 

明日、息子も私も両親も健康で、無事、目一杯、仕事ができることを願う!