今日は、午後から、「今、話題の“HSC”が丸ごと学べる特別セミナー」に行ってきました。
こちらの本の出版記念のセミナーです。
HSCの子育てハッピーアドバイス HSC=ひといちばい敏感な子
- 作者: 明橋大二,太田知子
- 出版社/メーカー: 1万年堂出版
- 発売日: 2018/06/19
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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HSCとは、Highly Sensitive Childの略で、日本語では、“ひといちばい敏感な子”と訳されています。
よく泣く。すぐにびっくりする。刺激に敏感。変化が苦手。
そのような特徴をもち、5人に1人の割合でいると言われています。
2部構成になっていて、第1部は著者の明橋大二先生のHSC特別セミナー、第2部は明橋先生と育児漫画家の高野優さんのスペシャル対談で、最後にサイン会と盛りだくさんの内容でした。
高野優さんは、不勉強で存じ上げなかったのですが、このような本を書かれているみたいです!
もうすぐ思春期に入る息子がいるので、私も興味深いです!
今度読ませてもらいます!
明橋先生は、子育てハッピーアドバイザー養成講座の時にお話しさせていただき、お話しの内容もお人柄もとても素敵なのはわかっていましたが、高野さんもとても素敵な方でした。
私たち、参加者が、暑い中、わざわざセミナーを聞くために足を運んだこと! 普段から、頑張って子育てをしていること! などを労ってくれて、セミナー中も、楽しいお話をしながら、常に、先生や、参加者を気遣ってくれました。
明橋さんのお人柄もありますが、会場全体が温かい雰囲気に包まれたのは、高野さんのおかげかもしれません。
さて、セミナーの内容ですが、HSCの特徴を『HSCの子育てハッピーアドバイス』の本に載っている大田知子さんの可愛いイラストを使って説明してくださいました。
また、この本にも載っていることで、特に、強調してくださった言葉が、私が一番好きなフレーズでした。
“「甘やかすから、わがままになる」のではありません。
親の関わり方は、子どもの状態の「原因」ではなく「結果」かも知れない”
セミナー中ずっと頷きっぱなしでしたが、特にここで頷きました。
息子がHSCかも知れないと思ってから、久しいですが、この概念を知ることによって大分楽になりました。救われました。
第2部の後半に質疑応答がありましたが、その時、手を挙げて話してくれた方々の悩みは、涙なしには聞けないものばかりでした。
プライバシーの問題もあるので、ここには詳しく書けませんが、私がそのママでも、同じように悩むだろうなと思うことばかりでした。
そのひとつひとつの質問に、丁寧に向き合い答えてくださった先生のアドバイスに、質問者ではない私も癒されました。
質問した方も抜本的には解決はしていないけれど、理解されて少し穏やかに見えました。
私自身、繊細さをプラスに考えようと言っても、面倒に思ったりマイナスに思ったりすることが多いです。
ひとりで子どもと向き合っていると、尚更です。
「大丈夫だよ」
「この子はこれでいいんだよ」
「お母さん頑張ってるよ」
悩みを話して、寄り添ってもらうこと。
育て方が間違っているわけじゃないってわかること。
それだけで、どれだけ、気持ちが楽になるだろうか?
それから、もう一つ印象的だったのは、学校の先生とか、医療関係者、保育者の方にも、まだまだこの概念が浸透していないということでした。
「本の後ろの方にある学校の先生のためにのページをそのままカラーコピーして先生に渡してもらっていいです!」
言葉で、「こういう対応をしてほしい」と直接言うのが憚られる場合は、「こういった子がいるんです」とワンクッション置くと伝えやすいし、以前の字ばかりのものよりも、漫画があるので読みやすく、先生もきっと読んでくれるだろうということでした。
家族内でも、なかなかHSCについて理解してくれなかった旦那さんが、このイラストいっぱいの本のおかげで、ようやく、読んでくれて、理解が深まったこともあるらしいです。
わかりやすい伝え方って本当に大事ですね!
あっという間に2時間が経ち、学校の中にある「放課後の居場所」に息子を迎えにいく都合上、早くサインしてもらいたくて、一目散に並んで、先生と少しお話しでき、電車に乗って帰ってきました。
今日、セミナーに参加したことによって、息子や私の繊細さを少しプラスに捉えることができた気がします。
あ、私は、繊細な部分とズボラな部分が同居しているので、本当にHSP(HSCの大人版)かどうかは怪しいですが、先生や参加者のみなさんのおかげで力をいただけました。
息子以上に繊細な子の子育てで悩んでいるご両親がまだまだたくさんいることがわかりました。
どうにか、この概念を、必要な人に届ける方法はないだろうか?
ちょっと考えてみます!
まだ読んでいらっしゃらない方ぜひおすすめです!