涙と笑顔のあいだ

HSC(ひといちばい敏感な子)中1ひとりっ子男子の子育てを通し成長させてもらいながら、日常のモヤモヤの純度を上げるべく綴る40代主婦のブログ

私の苦手なものに意味があるとしたら……

今週末、息子のお友だちにうちに来てもらうことになっているのだけど、部屋はあまり片づいていない。

 

わりと毎日忙しいし、片づけも得意じゃないから、前日に掃除機だけかければいいかと思っていたら

「いつ片づけるの? 週末、ユウの友だちが遊びに来るんでしょ?」

と旦那に言われた。

「あ……うん……」

「全部は片づけなくても、ここと、ここくらい片づけないとまずくない?」

息子の机の上と、息子の洋服かけの前の、山をさしてそう言った。

「うん……だね」

気が進まないけれど、確かにさすがにこれはやらないとな! とまでは思った。

でも、なかなかやる気にならない。

とりあえず今朝

「今日こそは、机の片づけしよう!」

と、息子に声だけはかけておいた。

 

夕方になってもあまりやる気にならず、他のことをしていたら、息子に

「そろそろ片づけよう!」

と言われた。

「あ。そだね」

息子に声をかけておいてよかった思いながらも、やはり面倒だなと思った。

 

埃のかぶった書類たちをとりあえず別のテーブルに移し、息子には、机の上に乗ったものの「いる、いらない」の選別をしてもらった。

私は、何月号とかそう言った並べやすいものから手につけた。

 

ああ、片づけが苦手だな。時間もかかるしな。

そう思いながら

「はー」

と言ったり、遠い目をしていた。そして、

「ああ、お母さん、どうしても片づけ苦手だな。お父さんに怒られちゃうかな」

つい、そんなことを言ったら、息子が

「大丈夫だよ。お父さんは、愛の人だから」

なんていうものだから驚いた。

「え? そうかな? お父さんに愛されているから大丈夫ってこと?」

「多分ね」

 

そんな風に、息子に言われるなんて思わなかった。

でもなんだか救われた。

 

もしも、この出来事から、「完璧でなくても、愛されるんだ」って、思ってくれたら、私の片づけベタも意味があるかな? なんて思いながら、2時間くらい片づけた。

 

やはり、片づくと気持ちはいい。

 

明日も仕事だけれど、帰って来たら、もう一つの山に着手してみようと思う。