「おーい! 早めに勉強やっちゃおうよ!」
そんなに遠くにいるわけじゃないのに、私は、よく息子に「おーい!」と言う。
「早くしなさい!」
これは、命令形を嫌う息子には言ったことはない。
だけど、「おーい!」は使う。
ここで、言っておきたいのは、「おい!」ではなく「おーい!」なのだということ。
「おい!」はなんだか横柄な気がするから使いたくはない。
イメージは、漫画「ドラえもん」の中で、ジャイアンがのび太を呼ぶ時「おい! のび太!」というイメージ。
これは使いたくない。
「おーい!」は、「おーい! お茶」のイメージかな?
この前、息子が、多分、私がよく「おーい!」と言っているから真似したのか、旦那に「おい!」と言ってしまって、滅多に怒らない旦那が、「息子から『おい!』なんて言われたくない!」って怒っていた。
私は、確かに! と、しまった! を両方いっぺんに感じた。
私が、「おーい!」ってよく使っているから「おい!」って言っちゃったのかな?
確かに私も息子に「おい!」は言われたくないな。「おーい!」はいいけれど……。
そのあと、落ち込んだ息子に、「おい!」はやはり人に使ってはいけないと思うよ。「おい!」と「おーい!」は違うんだよ、と話した。
言葉を伸ばすか伸ばさないかで、ニュアンスが全然違う。
「おい!」と「おーい!」
「はい!」と「はーい!」
「ええ」と「えー」
その他にもあるかな?
言葉に乗せる気持ちももちろん大切だけど、気持ちを乗せる言葉も、よく選ばないといけないなと思う。
もしも、私が、息子によく使う「おーい!」以外に、声をかけられてやる気になりそうな呼びかけ方はあるだろうか?
「ねえ?」はどうだろう?
「はーい!」かな?
「もしもし?」とかはどうかな?
いずれにしても、あまりしっくりこない。
みんなはどう呼びかけているんだろう?
もう少し考えてみよう。
思いつくまで、しばらくは「おーい!」を使おう!