涙と笑顔のあいだ

HSC(ひといちばい敏感な子)中1ひとりっ子男子の子育てを通し成長させてもらいながら、日常のモヤモヤの純度を上げるべく綴る40代主婦のブログ

空き過ぎている時間帯! 眼科での思わぬ落とし穴

昨日の夕方、息子を眼科に連れて行きました。

 

夏休みに眼科に行った時に、「冬休みにまた見せてね」と眼科の先生に言われていたのですが、うっかりして、行き忘れていました。

 

近々行こう! って思っていたら、目薬が切れてしまったので、行かざるを得なくて、昨日慌てて行った次第です。

 

どこか急に悪くなったから行く病院ではなく、持病とか、ちょっとした不調の定期検診の時は、ついつい面倒になってしまいますね。

でも、薬がなくなったり、調子が悪くなったりするとすぐに行くのだから、やはり、「時間はないのではなく作るのだ」ということを、こういったことからも、実感するものです。

 

「今日行くの?」

不満そうな息子でしたが、明日は病院が休みだし、明後日はスイミングスクールの後だと、気が進まないことが重なっちゃうし、今日行くのがベストだと思うという説明をし、どうにか説得しました。

 

それでも、もう、夕方の4時を過ぎていたので、本当は、私自身も億劫でした。

混んでるかな? どれくらい待つかな?

嫌な予感がしました。

 

ところが!

眼科の入口を入ると、待合室はガランとしていました。

誰もいません。

 

1〜2人くらい居れば、単純に、わあ、空いてるラッキーと思ったはずですが、誰もいないと不思議なことに、不安になりました。

 

とりあえず、受付てもらいました。

 

しばらくすると、息子が検査室に呼ばれて行きました。

 

5分くらい経った頃、どうしても気になって、私は受付の人に

「あのー、月曜日って、最近は空いているんですか?」

と、聞いてみました。

 

「寒いからでしょうかね? 最近は、どの曜日も落ち着いています」

「ああそうですか」

 

眼科だからでしょうか?

内科のように緊急ではない人はあまりこないのかもしれないですね。

それか、冬は昼間に来ているのかな?

まあ、いいや、とりあえず、今日は空いているから、早く終わるな。

 

なんだかんだと、やはり、ラッキーと思って、楽観視していたのですが……。

 

10分経っても、20分経っても、息子は検査室から戻って来ませんでした。

 

え?

なんで?

一人だけのはずなのに、もしかして、視力が悪くなり過ぎて、何回も検査をし直しているのかしら?

 

私は、不安に包まれました。

後5分しても戻って来なかったら、受付に聞いてみよう!

ジリジリしながらも待ち続けると、30分くらいして、息子が戻って来ました。

「どうしたの? 視力悪くなってた?」

「そうじゃないんだ」

息子が笑顔で言いました。

「俺、なんか実験台っていうか、新人の人の検査の練習の材料にされたみたい」

「え?」

 

どうやらベテランの人が、新しいスタッフへ、息子の検査をしながらレクチャーしていたようでした。

そうだったのか、だったら、一言欲しかった気もするけれど……。

 

その後、診察室で簡単に診察されて、薬局で薬をもらうと、まもなく1時間経とうとしていました。

 

視力は、右目が少し進んでいましたが、また、春休みにくればいいと言われたのでホッとはしました。

ただ、「空いてる! ラッキー」って思った気持ちを返して欲しいとは、帰りの道々思いました。

 

まあ、混んでる時に練習されたら、もっと嫌かもしれないから仕方ないか。

 

息子が

「早くやってくれよって言いたかったけれど、それはダメだと思って我慢した」

と言っていたから

「お疲れ! 言わなくて偉かったね」

そう言いました。

 

子どもながらに、気を使えるようになったんだな。

成長を感じることができたから、ようやく、待たされたことは、まあいいかと思えました。