パートの仕事を始めてからは、仕事に行く日の洗濯物を干す時間は、一分一秒を争うような慌ただしい時間だけれども、仕事がない日の洗濯物を干す時間は、実は、私にとってちょっとした学びの時間でもあります。
その理由は、あるYouTube番組を流して、その話を聴きながら、洗濯物を干すからです。
え? YouTube?
そう思われた方もいるかもしれませんね。
YouTubeって若者向けばかりじゃないんですよね。
結構、私ら中年以上が面白いと感じる番組もあるんですよ。
私がよく見る、というか、聴きながら家事をしているのは、お坊さんの法話です。
『大愚元勝の一問一答』という番組です。
主に30分前後で、視聴者からの質問に答える形で、生き方のヒントを教えてくれるのです。
アップされたばかりの旬な動画を見る時もありますが、タイトルに惹かれて、何年も前にアップされたものを見る場合もあります。
人の悩みの回答ではあるけれど、面白いほど今の自分にぴったりと当てはまり、ホッとしたり、襟を正したりしています。
お坊さんが、同じ年くらいの方であり、いろいろな体験をされている方であるという点でも、私にとって、話が入ってきやすいんだと思います。
今日も、【生きるって事は本当に面白い】というサムネイルにん惹かれて最新動画を視聴したのですが、そこで、こんな言葉に出合い、力をいただきました。
“毎日の繰り返しの中に、深まっていく自分というものを見据えて、また期待して、日々の作業に取り組むことも、また修行”
ああ。
息子を妊娠して、派遣の仕事を辞めてから、昨年の夏、パートで仕事を始めるまで、毎日、家事と育児や子育てと、同じことを繰り返す自分がなんだかちっぽけに思えてしまい、このまま人生を終えることを寂しく思っていました。
そして、パートを始めてからは、ワクワクした気持ちが生まれましたが、それと同時に、はて、私の本当にやりたかった事はこれだったのだろうか? と疑問に思うこともよくありました。
なんだか、いつも、目の前のやるべき事に追われている気がします。
そして、ふと立ち止まった時、まだ見ぬ輝かしい何かがどこかにあるような気がして、遠い目をしてしまう自分がいました。
また一方で、こんな風に日常を過ごしているだけでは、おそらく努力が足らず、何か、いい挑戦するべきプログラムがどこかにあって、それをクリアする事が修行となり、新しいステージに行けるようなぼんやりとした幻想もありました。
しかし、毎日繰り返される日常の過ごし方、心持ちを変えることこそが修行だとしたら、それは、地味だけれども取り組みやすいものだと感じました。
昔から私は「使命」という言葉に惹かれています。
何か大きなお役目をいただいて、生まれてきていたらさぞかし素敵だろうと夢見ていましたが、最近、もしかすると、そんなに大きなお役目ではない気がしてきました。
もしも、憧れの大きなお役目があったとしても、目の前の課題をしっかりとこなさなければ、そんな人にその役は務まらないだろうから、今できることを、自分なりに工夫し、より楽しく、取り組んで行くことが大事なんだなって、改めて感じました。
これからも、私の「日々の修行」は続いて行きますが、その中に、少しでも多くの、自分や、周りの人たちの笑顔が溢れたらいいなと思います。
ちょっと落ち込んだ時、喝を入れて欲しい時などにも、この『大愚元勝の一問一答』おすすめですよ!
『大愚元勝の一問一答』毎週末にYouTubeチャンネル更新中。