もしも、我が家に、もう一人子どもが居たら……。
そんな風に時々思う。
子どもだけの留守番も、もっと早い時期からできているかもしれないし、長い休みの時間も、子どもたちだけで遊んでもらって、何の後ろめたさもなく、自分は他のことができるかもしれないなと。
息子が、お友だちの誰々の弟がこうなんだって! お兄ちゃんがこうなんだって! そういう話をしてくれると
「そうなんだね!」
と返しながらも、息子は寂しいのではないかと勘ぐったり、実際に、息子が
「弟がいればきっと楽しいだろうな! ああ、弟が欲しいな」
と言った時は、やはり、苦しい。
「そうだよね。きっと楽しいだろうね」
って聞き流せばいいのに
「兄弟だからって仲がいいとは限らないよ」
なんて身も蓋もないことを言ってしまって、自分の意地の悪さにハッとすることもある。
息子が生まれてきてくれたことを感謝しながらも、つい、ないものねだりをしてしまうんだよな。
ああだったらなぁ!
こうだったらなぁ!
そうだ!
息子だってわかってるんだ。
だた、言いたいんだよね。
弟が居たらよかったなって。
過去を思い返して、2人目の子どもの話が出た時には、旦那が心身のバランスを崩して公私ともに大変な時期だったんだ。
だから、3人家族で暮らしていこうって決めたんだった。
あの頃のことを思えば、もちろん、それぞれ悩んだり迷ったりは相変わらずしているけれど、それでも健康で、毎日、笑い合えるんだもの、それでいいとしないといけないな。
物事には、表があって裏がある。
落ち込むこともあるけれど、できるだけ、いい部分に光を当てて、それに感謝しながら生きていこう!