涙と笑顔のあいだ

ひといちばい敏感な小学生ひとりっ子男子の子育てを通し、母として成長させてもらいながら「ライター・小説家」になる夢も諦めない40代主婦のブログ

息子のマウスピースのその後!

息子がマウスピースを作ってから、ひと月半。

順調に、進んでいます! と言いたいところだけれど、残念ながら全くだ。

 

マウスピースを受け取った日のことはこちらの記事に書いた。

 

tearsmile24.hatenablog.com

 

いや、全くと言ってしまったら、息子に悪いかもしれない。

下のマウスピースは、頑張ってつけて慣れた。

そう、下だけは。

 

上のマウスピースは、スキーのような金具が付いているため、それをつけたまま寝ることは嫌だと息子が言っていたから、強要できないでいた。

だから、寝る前の1時間くらい両方つけて、寝る前に一度外して、お茶を飲んで、下だけつけて寝るということを繰り返していた。

 

そして、このひと月半の間に、2回ほど息子は風邪をひいて、熱を出したり、咳が続いたりした。

そのため、下のマウスピースすらつけられない日も続いた。

 

ようやく、復活して下のマウスピースをつけ始めたけれど、やはり上のマウスピースをつけて寝ることまでは、進められなかった。

 

そして、昨日、予約していた歯医者に行くことになった。

本当に気が重かった。

 

怒られるだろうか?

怒られないにしても注意はされるだろうし、呆れられるかもしれない。

 

「そろそろ、上のマウスピースもつけて寝るようにしようね」

行く道々息子にそう言いながら、現状は正しく伝えないといけないよなと思うと、ため息しか出なかった。

 

歯医者に着いて、名前を呼ばれた。

診察室で持ってきたマウスピースを出すように言われて、出した。

「つけてください」

歯科衛生士の方に言われて、まずは下のマウスピースを息子に渡した。

そのあと、上のマウスピースを私が息子に取り付けると

「上は自分でつけられないんですか?」

そう聞かれた。

「はい。まだ寝る前に1時間しかつけられなくて……」

私がそう言うと

「ああ、そうなんですね……」

と、ちょっと不思議そうに、そして、不満そうに言われた。

いや、わからない。

私の罪悪感が、そんな風に感じさせただけかもしれない。

息苦しかった。

そのあと、

「でも、自分でつけてみようか?」

歯科衛生士さんが、そう言ったら、息子は驚いていた。

私も驚いた。

いや、だからできないって!

そう思ったけれど、口には出せなかった。

現状を見てもらうしかないか……。

そう観念した。しかし!

息子は、あっさりできたのだ!

「あ、できますね。じゃあ、もう一回、外してつけてみて!」

息子は頷いて、外してつけた。

あ。できるんだ!

喜ばしい光景が目に映ったのに、私は、その反面、罰が悪かった。

過保護だなって思われている気がした。

 

そのあと先生がきて

「どう? 慣れた?」

息子にそう聞いた。

息子は、無邪気に頷いていたから

「あ、すみません、下は慣れたのですが、上は寝る前の1時間くらいしかつけられてないです」

私が補足すると

「ああ、そう」

がっかりしたように言われた。

 

ひと月半でどう変わったか、写真に撮られたけれど、

「上をつけてないから、あんまり変わってないね。頑張って今日からつけて寝てみようね」

そう言われて歯医者を後にした。

 

帰り道

「辛いと思うけど、今日から頑張ってみよう、寝るときも」

そう声をかけた。

息子は、仕方なさそうに頷いた。

それからもう一つ聞きたいことがあって聞いてみた。

「あのさ、上のマウスピース、上手につけられたね。よくできたね。できると思った?」

そう聞いたら

「できないかもしれないと思ったけれど、プロが側にいたから、もし何かあっても大丈夫だと思って、安心して挑戦できた」

息子はそう言ったのだ!

え? プロ? ああ、確かに。

そうか、私が、側で不安そうな顔をしているので、息子を余計に不安にさせているのかなって反省した。

だけど……。

「じゃあ、お母さんも自信満々に『大丈夫』って言ったら、安心かな?」

「それは、ダメでしょ」

「ああ、やっぱり、そうか」

苦笑いするしかなかった。

 

息子を安心させられないことが、残念だったし悔しかった。

でも、仕方ないとも思った。

それもできたら、本当にいいけど、やはり完璧は無理なんだよな。諦めよう。

 

もしも、完璧が、まん丸だったとしたら、おそらく、私は、まん丸ではないし、まん丸の人も、おそらくいないだろうと思う。

 

だったら、いいじゃないか、私なりに、息子を愛し、信じ、応援すれば。

間違いはあると思うし、力不足だと思うけれど、それこそ、プロの力や、周りの仲間の力と借りて乗り切ろう!

 

旦那と励ましながら、昨夜と今夜、息子は上のマウスピースをつけて寝た。

どうやら、眠りは浅いようで、夜中にあくびをしたり、ため息をついている。

本当は

「もういいよ! 取ろう!」

って言ってしまいたい。

でも、頑張っている息子を見守ろうと思う。