涙と笑顔のあいだ

HSC(ひといちばい敏感な子)中1ひとりっ子男子の子育てを通し成長させてもらいながら、日常のモヤモヤの純度を上げるべく綴る40代主婦のブログ

冷たく突き放してしまうとき

昨日の夕方、私は、かなり精神的に気持ちが落ちていた。

自己否定とイライラが募り、どうにか体裁を整えて、息子に接していた。

 

すると、息子は、そんな私の心を敏感に感じ取ったのか、息子も落ち込み始めて

「この先の人生を想像したら、辛くなった」

と泣き出した。

 

ようやく立っている時に、息子とはいえ、自分以外の人間を支えることは難しく、私まで辛くなって泣きそうになった。

 

いっそのこと泣いてしまえばよかった。

 

泣いてしまった息子の方は、十数分後にはすっきりして、どうにか、息子の話を聞こうと体勢を整えた私に向かって

「もう、その話は、いい」

と言い捨てた。

 

なんだ、それ。

そう思ったけれど、人の気持ちなんて、そんなものなのかもしれない。

 

実際、私だって、今日は、昨日と状況がそう変わっていないのに、気分は悪くない。

爽快ではないものの、いいこともあれば、そうでないこともあると思えている。

 

気持ちが落ち込むときというのは、なぜか「悪いことばかり」と思い込んでしまう気がする。

 

息子は、時々、先を考えて悲観するところがあって、「この先の人生を想像したら、辛くなった」なんて言ったのは、昨日が初めてではなかったけれど、そんな時、私自身の気持ちが落ち着いている時は、息子に「大丈夫だよ」と声を掛けることが多い。

 

だけど、昨日はいっぱいいっぱいで、泣いた息子が横に居るのに、はーっと、面倒くさそうにため息をついて

「確かにね、この先も、つらいこともあるかもね。いいこともある代わりにさ、つらいこともあるよ、それは、しょうがないよ」

と言ってしまった。

そして、もっと息子を泣かしてしまったけれど、どうしても優しくなれない時は、無理に

「大丈夫だよ」

っていうよりも、

「人生には、辛い時もあるよ。だけど、ずっと続くことはないけれどね」

って伝える日があってもいいかもしれないと思った。

 

私も、人間だから、いつも優しく居られない。

悲しいけれど、それが、現実なんだよな。

 

それでも、親子って有難くて、今日だって、くだらないことで笑い合えた。

 

そんな関係に感謝している。