涙と笑顔のあいだ

HSC(ひといちばい敏感な子)中1ひとりっ子男子の子育てを通し成長させてもらいながら、日常のモヤモヤの純度を上げるべく綴る40代主婦のブログ

「これからの人生が不安だよ」と言われて……

昨日の寝しなに、小3の息子が

「これからの人生が不安だよ」
と言った。

昨日は、私のPTAの卓球の練習に、息子に付きあってもらった。
息子とも卓球したけれども、大人同士で試合に挑むための練習もしたいので、一緒にできない時間もあった。
他の子どもたちは、特に、保護者の方が気にしなくても、楽しそうに子ども同士で遊んでいたけれど、息子は、私と卓球していない時間は、自分から、子どもたちの中に入ることがしにくいみたいで
「僕は何していればいい」
と聞いてきた。

私も、半ば面倒になり
「他の子と遊ぶか、そうじゃなければ、ひとりで何かやってて」
と言った。

そのあと、息子に、保護者のひとりが、冗談を言ってきた。
からかうと言うわけではなく、親しみを込めて発せられたと私は感じたけれど、息子は答えに困って、黙ってしまった。

お風呂に入ったり、ご飯を食べたり、宿題をしていた時は、何も言ってなかったけれど、どうやら、それらのことを気にしていたようで、寝しなに息子は、半泣きで
「どうしていいかわからない。これからの人生が不安だよ」
と言った。

友だちに断られるかもしれないという不安。
保護者の方の冗談にうまく対応できなかったもどかしさ。

そういったものに押し潰されそうになっていた。

卓球の練習に息子を付き合わせることは立場的に、これからも辞めるわけには行かず、私は物理的に息子を守ることはできなさそうだ。

どうしようか……。

「そうか。不安なんだね。
確かに、ユウは、人よりも、不安になったり、嫌な気持ちになったりして、辛い思いをしやすいかもしれない。
だけど、その分、感動したり、嬉しかったりすることも、多分、ユウは感じやすいんだ。
それは、とても素晴らしく、素敵なことなんだよ。
だから、きっと、いい人生になるとお母さんは思う。
ただ、不安になるのは、辛いと思うから、一緒にどうしたらいいか、考えよう! 
お母さんは、ずっと応援しているから!」
そう言うしかなかった。

解決には至らなかったけれど、息子は少し安心したようだった。

鼻を、何回か、かんで
「おやすみ」
と言って、しばらくすると、寝息を立てた。

親は、我が子が成長するにつれ、我が子の人生の中で、直接、力を発揮することは、だんだんと、できなくなるなと思いながらも、全力で応援することはずっと続けられると思った。

安心感と挑戦してみようと思うきっかけの両方を与えられるように、これからも、私も親として成長していきたい!