書店業界が衰退しているという話は、風の噂で聞いて久しいし、確かに、小さな本屋の多くが潰れて、大きな本屋のいくつかもなくなっている。
ところが、私と本屋の関係や、私と本の関係は、より密接になってきているのはなぜだろう?
私は少数派なのか? それとも、凡人の私の心の動きは、多数派のそれを同じで、書店が元気を取り戻してきているのか、それは、わからない。
池袋にある天狼院書店は、様々なことに挑戦する生き物のような本屋さんで、私はその魅力に取りつかれている。
そのおかげで、近所の本屋さんにも、より親しみが増している。
すると、面白いことに、ひとつひとつの本屋さんの努力というか、個性というものがあるんだなと気づいた。
チェーンストアのように、陳列のルールとかはないようだ。
だからこそ、小さな本屋であればあるほど、相性のようなものがあるんだなと感じる。
ある意味、人と人の出会いや付き合いのように、相性のよい本屋が見つかることは幸せだと思う。
前から好きだった本だけど、最近、もっと好きになったから、書店業界には元気を取り戻してほしいと、心から思う。
私にできることは、なんだろう?
難しいことはできないけれど、
本を読み続けること!
魅力的な文章を書けるように努力すること!
読書する姿を見せることで、子どもに本の魅力を伝えること!
これくらいならできるかもしれない!
本と本屋と私のために楽しみながら続けたいと思う