涙と笑顔のあいだ

HSC(ひといちばい敏感な子)中1ひとりっ子男子の子育てを通し成長させてもらいながら、日常のモヤモヤの純度を上げるべく綴る40代主婦のブログ

ホルモンバランスの乱れ×悲しみ=イライラ! かもしれない……

昨日の夜、私の心は荒んでいた。

 

きっと、ホルモンバランスのせいだと思うのだけれど、とにかく、いつもの半分くらいに心が狭かった気がする。

 

PTAの卓球の練習をしている時は、まだ、大丈夫だった。

むしろ体を動かして、楽しかった。

 

帰り道に、頭の中で、家に帰ったら、これをして、あれをして……と計画をしたけれど、少し、疲れていたのか、思うように作業が進まず、だんだん時間が押してきた。

 

夕飯は、帰ったらすぐ作ろうとチャーハンの準備をしていた。

食欲にムラがある息子に

「お腹空いてる? たくさん食べる?」

と聞いたら、

「うん、食べるよ!」

と言ったので、多めに作った。

今思えば、それがいけなかったのだろうか?

 

とにかく、時間に追われながら、レタスチャーハンを作り、食卓に並べた。

「食べよう! Youtube一旦止めて!」

そう言っても、

「待って! これを見てから!」

と息子に言われ、少し、イラっとした。

「時間もいつもより遅いからさ、早く食べようよ!」

なるべく平静を装って声をかけたつもりだったけれど、イライラが声にでていなかったとは言い切れない。

不機嫌そうに、iPadを置いて、食卓に着いた息子の態度にまた少しイラっとした。

気持ちを押し殺し

「いただきます!」

と言って食べ始めた。

 

いつもより多めに作ったからか、急いで作ったからか、チャーハンの出来は正直あまりよくなかった。

だけど、私は、食べられない程ではないと感じたので、普通に食べていた。

息子を見ると、明らかに、渋い顔をして、レンゲでチャーハンをつついていた。

「なに? ダメ?」

今度は、声にイライラを出さないことに気を遣わずに聞いてみた。

「これが!」

少し焦げてダマになっている部分を指して、顔をくちゃくちゃにして怯えていた。

「大丈夫だよ! 食べられるよ!」

語気を強めてそう言うと、おそるおそるレンゲでチャーハンをすくって一口分口に放り込んだ。

「ん!」

そう言って、急いで、牛乳で流し込もうとして、マグカップを手にした。

「あ、牛乳もダメだ。チーズの味がする!」

私のイライラが増して、

「じゃあ、もう食べなくていいよ! その代わり、他に食べるものないからね!」

と言ってしまった。

こくんと、うなずいた。

それにも、腹が立った。

「お腹空いても、知らないよ!」

また頷いた。

もう、知らないよ! お腹が空いたって!

イライラしながらも、気になって、

「もう、じゃあ、バナナでも食べれば!」

と言った。

息子は喜んで、バナナを取りに行って食べ始めた。

おそらく、その場の雰囲気を和ませようとしたのだと思うけれど、息子が、笑顔で

「美味しい!」

と言ったのにも腹が立った。

 

腹が立ちながら、私の、料理が下手だったんだなと思ったけれど、謝りたくはなかった。

謝らない自分や、料理が苦手な自分にも腹が立った。

 

そのあとも、いつもは流せる部分が流せず、突っかかったら、息子が泣いてしまった。

泣かれたことも嫌だった。

「ごめんね」

と言われて、

「しょうがないよ。泣きたい時はなけばいいよ。お母さんも悲しいから泣こうかな」

と言ったら、もっと泣かれた。

時計をみると随分遅くて、今泣いたら、余計に遅くなると思って泣かなかった。

 

結局、雰囲気を和ませようと話しかけてくる息子のおかげで、仲直りもどきができた。

 

「イライラして、悪かったね。だけど、せっかく、つくったご飯を食べてもらえなかったから、悲しかったんだよ」

と伝えた。

 

どっちが大人で、どっちが子どもなんだろうと思った。

 

だけど、人間だから、やっぱりこんな日も時にはあると思う。

 

こんなお母さんだけど、よろしく……

とは、言わなかったけど、思った。