涙と笑顔のあいだ

HSC(ひといちばい敏感な子)中1ひとりっ子男子の子育てを通し成長させてもらいながら、日常のモヤモヤの純度を上げるべく綴る40代主婦のブログ

『さがしもの』を読書中!

みなさんは、好きな作家がいますか?

 

私は実用書を読むことが多いのですが

時々小説も読みます。

 

中でも好きなのは『八日目の蝉』で有名な

角田光代さんです。

 

久しぶりに本屋で彼女の文庫本を購入しました。

 

『さがしもの』

角田光代

新潮文庫

ISBN978-4-10-105824-5

 

「本」にまつわる話の短編集です。

 

まだ読み途中なのですが

その題名にもなっている

『さがしもの』を真っ先に読みました。

 

面白かった。

 

面白かったというよりも

頷いたり

ジーンとしたり

うるっとしたりしました。

 

裏表紙の説明を借りると

“「その本を見つけてくれなきゃ、死ぬに死ねないよ」、

病床のおばあちゃんに頼まれた一冊を求め奔走した少女の日を描く「さがしもの」”

 

その中で特に心に残ったのはここでした。

 

“あいかわらず、いろんなことがある。

かなしいこともうれしいことも。

もうだめだ、と思うようなつらいことも。

そんなとききまって私はおばあちゃんの言葉を思い出す。

できごとより考えのほうがこわい。

それで、できるだけ考えないようにする。

目先のことをひとつずつ片づけていくようにする。

そうすると、いつのまにかできごとは終わり、去って、

記憶の底に沈殿している。”

 

 

息子を見ていてまさに同じことを思っていたので

しっくりきました。

 

息子が不安がって泣いてしまうのは

できごとの前!

 

できごとより考えのほうがこわい。

 

まさにその通りのようです!

 

「本」と息子に学びました!

 

つらい時これを思い出せるか思い出せないかで

大分違うだろうって思いました。

 

心にとどめておきたいと思います照れ

 

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