「ほめ達」に続いて、「HSC(ひといちばい敏感な子)」についても説明したいと思います。
「HSC」は「Highly Sensitive Child」の略です。
「HSC」の前に、「HSP(ひといちばい敏感な人)」=「Highly Sensitive Person」の
説明をしたいと思います。
これらは、アメリカの心理学者エイレン・N・アーロン氏が提唱した概念です。
感覚や人の気持ちにとても敏感で、ちょっとしたことにも気づく、気遣いに長けていると同時に、強い刺激に圧倒されたり、多くの人の中にいると、すぐに疲れてしまうという特徴があるそうです。
アーロン氏によれば、人口の2割くらいみられるそうです。
HSPの人は、子ども時代からそのような傾向が見られることから、アーロン氏は、HSCという概念も提唱しました。
アーロン氏のHSPの日本語の本『ささいなことにもすぐに「動揺」してしまうあなたへ』や『敏感すぎてすぐ「恋」に動揺してしまうあなたへ』は、だいぶ前から出ていたようですが、HSCについての日本語の本は最近までありませんでした。
今年(2015年)の2月に子育てハッピーアドバイスシリーズなどで有名なスクールカンセラーであり精神科医でもある明橋大二さんが翻訳本を出してくれました。
『ひといちばい敏感な子』という本で、【HSCかどうかを知るための、23のチェックリスト】から始まり、【HSCを理解するための基礎編】そして【年齢別悩み解決編】もありとても参考になります。
またいいのが、親がHSPでない場合、または、親子で同じ敏感タイプだった場合の接し方・考え方も載っているので、非常に参考になります。
「うちの子は、他の子よりも敏感なのではないか」と思うところがあったら、
一度手に取ってみてはいかかでしょうか。
私は、息子に対して「?」がとても多かったので、この概念を知り、だいぶ楽になりました。
年齢別のところは、もっと早く知りたかったと
思うことも多かったです。
私の場合は、どういう疑問があり、どう解決したのか、少しずつ書いていきたいと思います。